保証人がいなくても自社ローンの審査は通る?必要なケースもある!
「ローンを組みたいけど、身近に保証人を頼める人がいない」そういった方におすすめなのが自社ローンの利用です。しかし、「自社ローン」という言葉は知っていても、詳細までは分からない方が多いのではないでしょうか。この記事では自社ローンについて解説するので、参考にしてみてください。
自社ローンにおける保証人とは?
自社ローンとは
車を購入する際は金融機関からお金を借り入れ、カーローンを組んで購入する方がほとんどです。しかし、カーローンの審査が通らないケースもあります。その場合に検討するのが、自社ローンです。自社ローンとは販売店が提供するローンのことです。
カーローンと自社ローンの審査基準を比較すると、自社ローンの方が低めに設定されていることがほとんどです。またカーローンの審査で「保証人が必要」とされても、自社ローンなら保証人を用意しなくても借り入れができる場合もあります。そのため、カーローンの審査が通らなかったとしても、一度自社ローンについて販売店に問い合わせておくとスムーズです。
保証人とは
万が一ローンを組んだ方が毎月の返済を滞らせた場合、債務者の代わりに請求が行く人のことを保証人といいます。これは自社ローンに限らず、保証人ありでローンを組んで返済を滞らせたり、返済できなかったりすると保証人にも多大な迷惑をかけることになるので、必ず覚えておきましょう。
それだけ保証人はローンの返済において重要な存在なので、どんな人でも保証人になれるわけでもありません。自社ローンの場合、両親や兄弟姉妹といった身内でないと保証人になれないことが多いです。また、保証人に設定した身内の方の経済状況によっては、審査が通らないこともありえます。
反対に「経済状況が安定している信用に足る保証人」と判断されれば、審査が通りやすくなることも。このように、保証人選びは審査の結果を左右することもありえます。保証人選びは慎重に行いましょう。
保証人がいなくても自社ローンの審査は通る?
自社ローンは保証人不要のケースがほとんど
自社ローンの場合、保証人不要のケースがほとんどのようです。これが自社ローンのメリットでもあります。しかし、ローンの審査の過程で債務者の経済状況に不安があれば、やはり保証人が必要になることも。そうなると、身内の誰かに保証人になってもらう必要が出てくるので、すみやかに保証人を設定しましょう。
自社ローンを保証人なしで借りる方法
「保証人が必要と判断されたけど、保証人を頼める人がいない」そんな方もいるかと思いますが、その場合自社ローンは諦めるしかないのでしょうか。もちろんそんなことはありません。その場合は、「保証会社をつける」か「頭金を多く支払う」ことを検討してみましょう。
・保証会社をつける…保証人を頼める人がいなければ、保証会社をつけるのが主流です。保証会社をつける場合、手数料を車の購入時に支払わなければなりません。保証料の相場としてはローン総額の10%ほどです。仮に、車両代やその他の費用込みで70万円を借り入れるなら、7万円程度の手数料を購入時に支払わなければなりません。保証会社をつける場合、少し余裕を持って初期費用を用意しておくのをおすすめします。
・頭金を多めに支払う…頭金を払うことで審査を通りやすくすることもできます。頭金を高く設定すればするほど、審査が通りやすくなるようです。月々の返済額も抑えられるのもメリットです。初期費用に余裕があるのであれば積極的に頭金の支払いを検討してみましょう。
自社ローンに関する注意点
手数料や保証料が割高
自社ローンの場合、10~20%の手数料や保証料が購入金額に上乗せされます。保証料等が割高なため、カーローンの金利よりも高くなることもありえます。自社ローンを組む際は、車両代金のみでなく自社ローンの手数料等にも必ず目を向け、返済計画を立てましょう。
所有権は販売店側にある
自社ローンは、実は厳密にいえば「ローン」ではありません。カーローンは「購入資金を借り入れる」のですが、自社ローンは「販売店が購入者の代わりに車の購入代金を支払う」という仕組みになっています。つまり、購入された車の所有権は販売店側にあるということです。この仕組みにより、ローンの支払が滞ると販売店はその車を回収できます。
さらに、万が一販売店が倒産するようなことになれば、販売店の財産である車はすべて差し押さえられることに。ましてや、自社ローンの支払中に勝手にその車を売却することもできません。これらの注意点もしっかり把握しておきましょう。
保証人が必要かどうかはあらかじめ販売店に確認しよう!
カーローンに比べると、審査基準が低いのでとても利用しやすいのですが、保証人が必要な基準は販売店によってさまざまです。たとえば、自社ローン専門店とそうでない販売店では基準に差が出てきます。保証人がどうしても見つからないときは販売店に確認をとっておくことをおすすめします。
保証人がいらないことの多い自社ローンは、カーローンの審査に通らない方や保証人がどうしても見つからない方にはとても便利な車の購入方法です。自社ローンの審査で保証人が必要と判断されても、頭金を多くしたり保証会社をつけたりすることで、審査が通りやすくなります。ただし、一見購入者に有利に見える自社ローンですが、検討する場合は注意点もしっかり把握して手続きに臨みましょう。事前に自社ローンについて販売店に問い合わせておくとスムーズに進むのでおすすめです。